murayamamikio’s diary

貧乏人の忘備録

Big Sur ダウングレード顛末

■それまでの経過(ダウングレードだけ読みたい方は飛ばしてください)

先般iMac21.5インチの液晶が突然壊れました。幸い画面共有設定をしていましたので別のマックから画面を共有してみました所、画面共有できます。CPU基盤とSSDは壊れていないみたいです。液晶画面のみ交換すれば良いと思い、同型式のiMacの液晶パーツ取りの中古(画面表示確認のみで良い)が見当たりません。で、お店に聞いてみました。新品液晶パーツが45,000円+送料1,500円との事。計46,500円かかります。それを検討しつつ併行で現在部品取りの安い同型式のiMacを探しているうちに壊れた21.5型iMacのダメな所がいろいろ気になって来ました。

ソレは21.5インチの解像度1920*1080(16対9)が超微妙だった事。フルハイビジョンTVと同じで横幅は相当長いです。コレって27インチの画面(2560*1440)では、Webを横に2つ余裕で並べられますが、21.5インチではWebの下の方が表示されません。

先に27インチを購入してやたら画面がデカイくて重たい事や分解が難しいなど、軽くて手軽な大きさの21.5インチを購入したのですが解像度が違うので結局は意外に不便という事を感じてました。「微妙に使いづらい(16対9の)21.5インチを修理するより、ほぼ四角形の4対3くらいのディスプレイの方が良いな」と思えて来ました。

であれば「液晶交換はせず、液晶を外したまま部屋の片隅に置き個々のMacに接続している全ての外付HDDやSSDを接続、単なるDISKのアクセスサーバーとして利用しようかな?」と思い始めました。ちょうどUSBも3.0ですし、捨てるのはホントもったいないです。

(結果はコレうまくいきました)

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壊れる前に画面とDISKの共有設定をしておいてホント良かったと思いました。同時にこの共有画面の共有設定のチェックは絶対に外してはならないと痛感した。

新たに使用するMacの中古ノートPCを調達します。条件として解像度が16対9よりゆるくなっている事(希望)できれば画面が四角(6対4)に近いMac Book(Airじゃない方) が候補なのですがそれは中古ノートでも高いです。結局「過去大量に販売され中古在庫が潤沢にあるMac Book Air でいいや」という結論で妥協。でも解像度はさておきUSBポート3.0は必須条件としました。

幸運な事に「Mac Book Air mid 2013 23,800円」というのを博多駅の中古屋さんの店頭に鎮座していました。店頭で色々触りシステムレポートも見ました。これは店頭販売の良い所ですね?。USBは3.0、 Memory 8GB、SSD 256GBを確認。「なんでこんなに安いのかな?」と価格ラベルをよ〜く見たら「バッテリーの警告表示が出ている」との記述です。購入しても早々に内蔵バッテリー交換が必要になりそうです。しかし私はほとんどデスクに置いて使うのでほぼ問題ありません。「インストールされているOSのBig Surのシステムレポートで電源に関する警告が表示されているので安い」との店員さんの説明です。

これmid 2013ですよ!。現在はmid 2021です。8年前のPCに最新OSをインストールしてもそれなりに動いてます。恐るべし!。でもこれはメーカーの戦略でもあります。「便利な機能を次々追加し重たいOSになれば必然的にPCの処理速度は遅くなりユーザーが新しいPCに買替えるだろう」という常套手段です。

しかしながら、私のMacはすべてOSはHigh Sierraで止まったままです。OSをアップグレードすると「イラストレーターCS6」が動かなくなるからです。店員に聞きました。「これHigh Sierraにダウングレード出来る?」回答は「インストールUSBがあれば出来る」との事。購入を決断いたしました。それに「この価格なら明日来たらもう無いかもしれない」とも思いましたし、

 

Mac Book Air mid 2013 OS Big SurをHigh Sierra にダウングレード

これには皆さんだいぶ苦労しているみたいでNetに情報があふれています。

①中古のMacの場合その発売日のOSより以前のバージョンには戻せない

②2段階ダウングレード。一旦Catarinaに戻し、それからHigh Sierraに。コレはファイルシステムが変更されていますので最新ファイルシステムを旧のディスクユーティリティーではフォーマット出来ないという事情からでしょう。

③同様に購入時のOSに戻してからHigh Sierraにアップグレードする。

③は簡単ですし超分かりやすい。工場出荷時に戻すのは良い案だと思います。ただし最低でも2ステップ必要です。でもコレでする事にしました。

 

「購入時OSがHigh Sierraだったら最高だな!」と思いましたが甘かった。購入のmid 2013のMac Book AirはMerveric 10.9.5でした。次、10.10.5 Yosemite、以下、10.11.6 EL Capitan、10.12.6 Sierra、10.13.6 High Sierra、一気にHigh Sierraまでアップグレード出来るか?、不安になって来ました。「この近辺はたしかHDDのフォーマット方式は変わって無いはず」と思いつつも、PCの挙動を見るだけです。幸いThunderboltギガビット Ethernetアダプターを持っていたのでAirですが有線でダウングレード出来ました。理論上は10倍位程度速いハズですがそれでも1時間ほどかかりました。でも進捗遅いです。プログレスバーのパーセント数値がしばらく変わらないのでちゃんとダウングレード出来ているか?不安になります。別の事をしながらそのまま放置していると「ジャーン」という音が聞こえMervericが起動しました。次にHigh SierraのインストールUSBを使い(これ万が一の時の為に作っていたんです)High Sierra へ一気にインストールします「うまくいくかな?」インストールが始まりました。また1時間位かかりました。また「ジャーン」という音でHigh Sierra 起動しました。嬉しかったです。

 

 ■補足

①Big Sur はファイルシステムが変わってますね。パーテーションが3つ切られていました。初回に試行錯誤していた時にファイルシステムが変更されたSSDパーティションを全部削除して1つのSSDとしてフォーマットしましたがシャットダウン時に電源が切れなかったり色々問題満載でした。結果として工場出荷状態に戻して新規にSSDをフォーマットして順次進めていく方を選びました。

②バッテリー警告のメッセージに件ですが、High Sierra にダウングレードしたらバッテリー警告のメッセージは「正常」に変わってました。たぶんBig Surが相当電力食いなのでOSが変わった事、一方供給電力はそのままなのでバッテリー警告メッセージが出るのでしょうか?。もしこの推測が当たっているなら新品バッテリーに交換してもOSがBig Surのままなら警告が出たままかもしれません。 

③私の機種IDはMacBookAir6.2と表示されています。コレを見ると私が買ったのはMD760J/AをCTOで8GBまでメモリー拡張されたタイプを購入していた様です(ラッキー)。②のバッテリー警告メッセージの件を考えてもこの中古品購入はアタリだったのではないでしょうか?。ちなみに電源アダプターを外して朝からテストしてますけど残10%表示で12時間10分間ちゃんと表示してますよ。12時間持つならOKかな。

④液晶破損のiMacは「液晶画面は外したままでアクセスサーバーとして利用、」と書きましたが実際にやってみると冷却ファンが回りっぱなしです。やはり液晶は壊れても接続だけは必須の様です。iMac本体(基盤側)と液晶側は2本のケーブルで接続されていますがファンコントロールの信号が流れているみたいです。